■セッション1 |
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「ハッキング動向とIoT機器への対策 -それでも対策が進んでいない!-」 | ||
一般社団法人 重要生活機器連携セキュリティ協議会 代表理事 荻野 司 |
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■講演概要 ニューノーマル時代の新たなワークスタイルが提唱され、テレワークやワーケションが加速しています。しかし、VPN暗唱番号流出事案に代表されるように、企業内の正面玄関だけでなく、つながるテレワーク拠点も含めた対応が必要です。一方、IoT機器においては、内在するオープンソースソフトウェアにおける脆弱性の課題も浮き彫りになってきており、サプライチェーンへのセキュリティ対策も考慮する必要があります。本講演では、企業内へ侵入されてのランサムウェア攻撃事案、そして、IoT機器でも内在するオープンソースソフトウェアにおける脆弱性について紹介し、対応方法について考えてみます。また、脆弱性対応状況の調査結果から、IoT機器における具体的な対策について紹介します。 |
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■講演者略歴 キヤノン(株)中央研究所を経て、各種製品の研究・開発やISP事業に携わる。2003年~2014年まで株式会社ユビテック代表取締役社長。現在は、IoTセキュリティにおける標準化、技術開発を推進。情報セキュリティ大学院大学客員教授(2018~) |
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■セッション2 |
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「産業分野におけるサイバーセキュリティ政策」 | ||
経済産業省 商務情報政策局 サイバーセキュリティ課 課長補佐 入江 奨 氏 |
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■講演概要 経済産業省が産業分野におけるサイバーセキュリティ確保のために取り組んでいる施策の概要を簡単に紹介するとともに、その一環として2021年4月に公表した「機器のサイバーセキュリティ確保のためのセキュリティ検証の手引き」について、その策定に至った背景や狙いを説明する。 |
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■講演者略歴 2013年4月経済産業省入省。内閣府原子力災害対策本部、ヘルスケア産業政策、貿易管理政策等を経て、2020年1月より現職。 |
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■セッション3 |
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「CCDSのIoT機器セキュリティ要件と製品メーカにとっての対策ポイント」 ~別冊2)機器メーカに向けた脅威分析及びセキュリティ検証の解説書を読み解く~ |
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一般社団法人 重要生活機器連携セキュリティ協議会 事務局長 田久保 順 |
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■講演概要 IoT機器が実社会に浸透し、サービスへの利活用が進む現在、国内外においてIoTを対象としたセキュリティ規格や標準の策定が加速しています。本講演では、日本、米国や欧州におけるセキュリティ標準の動向を紹介し、経済産業省より今年4月にリリースされた「別冊2)機器メーカに向けた脅威分析及びセキュリティ検証の解説書」との比較や機器メーカにとってのポイントを説明致します。また、CCDSがサーティフィケーションプログラムで提唱する2021年版IoTセキュリティ要件について、他のセキュリティ標準との対応関係も含めて説明致します。 |
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■講演者略歴 重要生活機器連携セキュリティ協議会(CCDS)シニアリサーチャー/株式会社マストトップ 代表取締役。他業種を経て、2003年株式会社ユビテック入社、携帯電話やスマートフォン及び自社開発製品の品質評価部門の事業統括を担当。2015年よりCCDSに参画し、サーティフィケーションプログラムのセキュリティ要件やIoTセキュリティを対象とした人材育成プログラムの策定に協力。 |