13:30~13:50 ■開会挨拶 |
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内閣官房 内閣サイバーセキュリティセンター 副センター長(内閣審議官) 三角 育生 氏 |
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■プロフィール 東京大学大学院博士(工学)、Master of Arts in Management (the Claremont Graduate School)。1987年に通産省(現:経産省)に入省し、主に安全保障貿易管理、情報セキュリティ政策等に従事。2012年から情報セキュリティセンター(現:内閣サイバーセキュリティセンター)にて、サイバーセキュリティ基本法の制定・改正、サイバーセキュリティ戦略の策定など政策の企画立案、サイバーセキュリティインシデントの対応の総括等を行ってきている。2016年から現職。 |
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13:50~14:30 ■基調講演 |
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「NICTにおけるサイバーセキュリティの研究開発と人材育成プログラム」 | ||
国立研究開発法人情報通信研究機構 理事長 徳田 英幸 氏 |
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■講演概要 本講演では、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)におけるサイバーセキュリティに関する研究開発ハイライトと2017年に開設したナショナルサイバートレーニングセンターにおける人材育成プログラムについて紹介する。 ■プロフィール 1975年慶應義塾大学工学部卒,同大学院工学研究科修士,ウォータールー大学計算機科学科博士課程修了。米国カーネギーメロン大学計算機科学科研究准教授を経て、1990年慶應義塾大学環境情報学部に勤務。慶應義塾大学常任理事,大学院政策・メディア研究科委員長,環境情報学部長を経て,現職。 現在,日本学術会議情報学委員会委員長,重要生活機器連携セキュリティ協議会会長,スマートIoT推進フォーラム座長などを務める. 総務大臣賞、経済産業大臣賞、情報処理学会功績賞、情報セキュリティ文化賞などを受賞。 |
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14:30~15:00 ■講演 |
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「レジリエントな組織をつくる制御システムセキュリティ教育」 | ||
名古屋工業大学 社会工学専攻 助教 青山 友美 氏 |
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■講演内容 本講演では、制御システム分野におけるセキュリティの現状を振り返り、レジリエントなインシデント対応を可能にするセキュリティ人材育成にむけた取り組みとして、名古屋工業大学におけるセキュリティワークショップと、産業サイバー育成センターの人材育成事業を紹介する。 ■プロフィール 名古屋工業大学社会工学専攻助教。制御系サイバーセキュリティ分野における、演習の設計・評価を中心に研究。内閣サイバーセキュリティセンター「2017年度分野横断的演習検討会」委員、2017年度産業サイバーセキュリティセンター専門委員、資源エネルギー庁石油産業体制調査研究系列BCP格付け委員を務める。 |
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15:10~15:30 ■技術セッション1 |
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「経営に資する“橋渡し人材”について考える」 | ||
デロイト トーマツ リスクサービス株式会社 北野 晴人 氏 |
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■講演内容 サイバーセキュリティ人材の育成が声高に叫ばれている昨今ですが、組織の中でリスクマネジメントの側面から、現場と経営者をつなぐ“橋渡し人材”の育成についての議論はまだ十分ではありません。本セッションでは、“橋渡し人材”についての具体的な検討についてお話しします。 ■プロフィール 二種通信事業者、外資系通信機器ベンダーなどを経て、2001年から2013年春までリレーショナル・データベース、アイデンティティ管理を中心にセキュリティ関連製品の販売戦略・ビジネス開発などを担当。その後、セキュリティ技術と法律、マネジメントをつなぐコンサルティングを提供中。情報セキュリティ大学院大学客員研究員。博士(情報学)、(ISC)2アジア・パシフィック・アドバイザリーカウンシルメンバー。 |
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15:30~15:50 ■技術セッション2 |
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IoTセキュリティにおける現状と対応の検討 | ||
トレンドマイクロ株式会社 IoT事業推進本部 シニアマネージャー 原 聖樹 氏 |
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■講演内容 本公演では、IoTにおけるセキュリティインシデントの現状を紹介し、そこから見える対策や人材育成についての課題を考える。また、セキュリティを考えるためのきっかけの一つとして、トレンドマイクロのインシデント対応ボードゲームの紹介する。 ■プロフィール 企業情報システム部門を経て、2001年トレンドマイクロ入社。入社後は企業、公共向けに製品のプリセールスエンジニアを担当。その後、個人向けおよび法人向けに新サービスの立ち上げを担当。2012年からは新規事業として制御システム向けセキュリティ対策に従事。2016年から技術面を中心にIoTセキュリティの普及に取り組んでいる。制御システムセキュリティセンター、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム等複数の協議会の委員としても活動している。 |
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15:50~16:10 ■技術セッション3 |
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「サイバーセキュリティ人材育成の在り方 ~ サイバーナレッジアカデミーの取組み ~」 |
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大日本印刷株式会社 ABセンター コミュニケーション開発本部 サイバーセキュリティ事業開発ユニット 事業推進部 プログラム開発グループ 主席研究員 半田 富己男 氏 |
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■講演内容 本講演では、サイバーセキュリティ・インシデントに対応するためのセキュリティ人材育成の在り方を考察し、サイバーナレッジアカデミーで行っている"体験"を重視した実践演習によるサイバーセキュリティ人材育成への取組みをご紹介します。 ■プロフィール DNPに入社後、情報システム部門を経て、研究開発部門でICカードOSへの公開鍵暗号アルゴリズム実装の研究に従事。その後、ITセキュリティ評価及び認証制度(JISEC)認定評価機関に出向し、CC評価業務に従事。2015年から新規事業開発部門で、サイバーセキュリティ人材育成事業に取り組んでいる。CISSP。 |
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16:20~17:50 ■パネルディスカッション |
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「「IoTセキュリティを守るホワイトな人材を如何に養成するのか?」」 | ||
***** モデレータ ***** | ||
一般社団法人重要生活機器連携セキュリティ協議会 代表理事 荻野 司 ■プロフィール 重要生活機器連携セキュリティ協議会(CCDS) 代表理事 博士(工学)。 キヤノン(株)、(株)インターネット総合研究所などを経て、(株)ユビテック代表取 締役に就任後株式上場。同時に日本ネットワークインフ ォメーションセンター(JPNIC)IP 担当理事、IPv6普及高度化推進協議会常務理 事等を歴任。CCDSにてIoTセキュリティにおける標準化、技術開発を推進。京都大学 特任教授、情報セキュリティ大学院大学 客員教授。 |
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***** パネラー ***** | ||
北陸先端科学技術大学 先端科学技術研究科 教授 丹 康雄 氏 ■プロフィール 1993年東京工業大学理工学研究科博士後期課程修了博士(工学)。 同年北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科助手。1998年同助教授、2007年教授。2004年より情報通信研究機構を併任。ユビキタスコンピューティング、IoT等に関する研究および標準化活動に従事。情報通信審議会専門委員、電気通信システム委員会座長、スマートIoT推進フォーラム技術・標準化分科会長、エコーネットコンソーシアムアドバイザリフェローなどをつとめる。 |
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情報セキュリティ大学院大学 情報セキュリティ研究科 松井 俊浩 氏 ■プロフィール 1982年東京大学大学院情報工学専門課程修了、1991年同大学院から工学博士号。1982年から2017年まで産業技術総合研究所で知能ロボット、デジタルヒューマンの研究に従事、2012年からセキュアシステム研究部門長。90年代に、米国スタンフォード大学、MITまたオーストラリア国立大学の客員教授等。2016年、NEDO技術戦略研究センターのユニット長。2016年から情報セキュリティ大学院大学の教授。 |
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17:50~18:00 ■閉会 |
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一般社団法人重要生活機器連携セキュリティ協議会 代表理事 荻野 司 |